2007年09月27日

美浜レースレポ その3 



昼休み
Team SUS441の2人は、さらなるタイムアップを目論みます。

しかし、#14君はノーマルの絶対的不利な条件を察していました。

それは「スタート」

ハンドクラッチがあれば、高回転で半クラッチを使い有効なトルクを引き出してスタートできますが、
ノーマルでは少し回転を上げるだけでミートしてしまいます。

通常スタートでは、明らかに不利なので今回「油圧クラッチ」を持ってきたのですが、
昨日から頑なに「使わないっす!」「まだまだ、やれる事は残ってますよ!!」と、結局決勝も使わない様子。

「後やれる事って・・・?」と聞こうと思ったところで、思わぬ来客が!


来てくれたのは、チームダンガリーの最速ノーマリスト:ヤマダくんと、チームメイトのヨシカワくんです!!

今回は友人の結婚式が重なっていてレースは不参加ですが、式の時間まで間がある・・・と、
なんと普段レースに使っているマシンでの登場です!(逆ですね、普段の足でレースしてるんです。彼らは。)

僕のノーマルレーサーをブログで見ててくれて、「気になっていたんです!」と、言っていましたが・・・
着いて早々にみた「#14君の走り」にビックリしたんでしょう! すでに興奮しています。

「上りのS字なんか、スゲー速いっすね!」「立ち上がり負けてないじゃないっすか!」

僕も「良く見てるな~」と思ったのですが、#14君も「!」って感じたのでしょう。
ノーマルを速く走らせる秘密を、彼らに話します。

「実は、アソコは“半クラッチ”を使っているんだ。」   「???」

二人とも、ついさっき「ホントにクラッチレバー無いんですね~!!」って言ったばっかなのに、
何で?って顔します。

「ノーマルの遠心クラッチは、ギアを変える時ペダルを上げていくと、“少しだけ半クラッチになって”ギアが変わるので、ペダルを操作しながら、チョコチョコと“半クラッチもどき”を使って、回転を上げているんだ。」

!!!!!  流石です。 

初めて乗ってもらう時、こーゆーやり方があるって言っただけなのに、もう自分のモノにしています。
この話を聞いた2人が「すげ~!!」といって、尊敬の眼差しで#14君を見ていたのもうなずけます。

「でも、まだまだ調整が慣れなくてね~ ときどきシフトダウンしちゃうんだよ~(笑」 

「でね、このやり方を工夫したらスタートも上手くいくかもしれないんスよ。
下手したらサオダチするかもしれないし、一番ビリになるかもしれないっすけどね(笑)

こりゃあ、ノーマルで僕の2ストを刺す日も近いでしょう・・・・(^^;)

それから、2人は「次はぜひ一緒に走らせて下さい!」と#14君と熱い約束を交わし、
僕には、「年末の『美浜6時間耐久』までにケガ直して参戦して下さい」と温かい言葉で励ましてもらいました。

そこで僕は、「2人(+ヤマシタくん)が来年のミニモトに出るなら、強烈にバックアップするから、頑張って出てみなよ!」と、
来年の「鈴鹿ミニモト4時間耐久レース」への協力を約束しました。

彼らとレースがしたい。 若い彼らを応援したい。

彼らや#53君、#14君と真剣に取り組めば、「赤い巨塔」であるXR勢の牙城を崩せるかも・・・・と思った僕でした。



一方の#53君は、トグロマフラーのセットアップに悩んでいました。

長い管長でブーストが上がり、トルクが出るのは良いのですが、反面エンブレも強く利いてしまい、乗りにくさも現れてきた様子。 単純にスローを薄くしたら消える藩中なのですが、それではオイシイ所がスポイルされてしまいます。

そこで、今回ノーマル車の為に用意してきた、「ヘビーウエイト1次ギア」を使う事にしました。
ヘビーといっても、ノーマルより全然軽いんですが、いわゆる市販品より重いって意味です。

早速組み込み、エンジンを掛けてみると、なんか「古き良き時代のビックシングル」のように、
ドロン・ドロン・・・という鼓動を奏でながらアイドリングしています。。

「おいおい、これで大丈夫か?」って思ったら、#53君が「ニヤリ」  

彼にとっては、「イケる!」というフィーリングだったのでしょう。
午後の予選ヒートも楽しみになってきました。

アチアチのエンジン触ったし、冷たいモンでも飲みますか・・・と自販機でコーヒーを買って、ふと横を見ると、
先ほどのタイムアタックで、1コーナー出口で止まっていたマシンのオーナーが、
キャブを外して「吸気ポート」に指を突っ込んで、何やら困っている様子!!

「ど・どーしたんですか・・???」と聞くと、

何でもキャブの部品をエンジンが吸い込んでしまったらしく、
エンジンが止まる前は「中でカチャカチャいってた」な~んて言うじゃありませんか!!

「それじゃ、ヘッドを開けて確認を・・・・」と勧めたら、どうも経験が少ない様子。 
これで更に壊したらな~・・・・と、#53君と顔を見合せたら、お互い心は一つ。

「やるか!」  

僕は自分の工具を運び、#53君がメインとなってシリンダーヘッドのトラブルチェックを行う事に!!

分解チェックのポイントは、
「中に部品が残っていないか」「バルブが曲がっていないか」「シートは傷ついていないか」
「ピストン・シリンダーは使えそうか?」ってとこです。

先週、自分のマシンのヘッドメンテナンスを行ったばかりの#53君は、テキパキと作業を進めます。

ヘッドを見ると、カーボンが所々ハゲ、金属部品が中で暴れたことが予想できます。
しかし、中には部品はありません。

そこで、シートに傷が付いていないかチェックします。
シートが傷付いているということは、バルブステムやバルブガイドもタダじゃあ済まない事を、経験上知っているので、排気・吸気の各ポートにガソリンを流し込みます。

ここで、ツーっと流れてくるようなら、NG。   
レースを諦めるよう告げるつもりでしたが、ラッキーなことに大丈夫!

ピストンにも傷は付いていますが、一発だけ。 しかもこの程度ならOKじゃないかな・・・と思ったので、

「このレースだけなら、大丈夫でしょう。しかし、それ以降は解らない。」と告げ、
納得するなら組み直しますよ・・・と言ったら、「納得します!」と、本人も保障がない事を理解してくれました。

あとはまた組み直し、残るはキャブとマフラーだけってトコで、バトンタッチ。

メンテのお礼に、飲み損ねた「冷たいコーヒー」をおねだりして、#53君とホッと一息。

少し経って、バルン・バルン・・・とエンジン音が聞こえましたface02

そうしていたら、伊那のKAZEレースで2位表彰台だったヤマヒロさんが挨拶に来てくれたりと、
僕の昼休みは、色々な人達との様々なドラマを展開して、あっという間に終わりました。

ケガをしてレースに出られないのは残念ですが、今年のミニモト以来のメイクドラマでした (笑




おっと!そうこうしていたら、#14君の「ノーマルスクーター」の予選ヒートが始まりますよ~ん♪
この記事へのコメント
美浜のレースは気になっていたんですが、週末から九州にツーリングに行っておりまして・・・大変な事になっていたんですねぇ~

#44さんの痛々しい姿・・・

僕も去年になりますが、明智で転倒して右手親指を脱臼、骨折しました。

骨をボルトで外部から固定する手術を受けましたが、現在も親指が通常の半分ほどしか動きませんし、今でもレースなどで過酷に使うと翌日はもう痛くて、痛くて・・・

仕事にも影響してしまって、その時期は真剣にレース活動から足を洗おうかとかんがえました。

ものすごくお気持ちはわかりますよ~

マシンは直るかもしれませんが、生身は中々簡単にはいきません。

どうかご自愛くださいね。
Posted by みかん at 2007年09月27日 23:19
>みかんさん

こんにちわ!お見舞いコメありがとうございます。

僕の方は、まだ自宅待機で肩が入りきっていないんで、
動くたびに骨が移動するんで、気持ち悪いです~

親指をボルト留めとは、そりゃまた・・・・(><)

確かに危険と隣り合わせのスポーツですが、僕もまだまだ続けますよ~

復活したら、またお願い致します。


自分の限界を超えて走る・・・ってのは、すでに卒業してますが、
コースへ「これじゃ走れません!」と早く警告する大切さをマジマジと感じました。

「誰か言うだろう。次は対応してるだろう」ではなく、
自ら確認して「危険」と感じたら、大げさにでもサーキット側へ注意する事が、第二・第三の僕を生まない事だと思いました。
Posted by KSR@#44 at 2007年09月28日 16:35
いやー、痛々しいです。本当に自分のミスでの負傷じゃない分
残念ですね。
実際今回のサーキット側の対応、ちょっとどうかと思いました。

たしかに事前に最終コーナーはすべりやすいとアナウンスありましたが、
実際はすべりやすいどころか走行不能状態でした。

#44さんが救急搬送された後オフィシャルさんに聞いたところ、
当日の朝、路面状況に気付いたとの事。
その時点で走行中止orショートカット走行にしてくれれば・・・。

危険の多いスポーツだけに迅速な判断お願いしたいです。
またご一緒に走れるのを楽しみにしてます。
Posted by OVER at 2007年09月28日 19:44
OVERサン こんばんは!

あの時、OVERさんがヘルメットやツナギを脱がしてくれなかったら、
もっと大変な事態だったと思います。

OVERさんも、あの周で転倒して、痛かった筈なのに、
ありがとうございました。

ステップの件、スイマセン・・・しばらくお待ち下さいね。

これからも、一緒に走れること楽しみにしています!!


サーキット側への報告は、本日行いました。

僕が【他の人を巻き込むのを防ぐため】に「オイルまみれ」の路面に侵入したことは、まったく知りませんでした。

大勢が転んで、大事が起きて・・・・
次からは迅速な判断をしてくれる事を望んで、詳細に報告させて頂きました。
Posted by KSR@#44 at 2007年09月28日 20:50